エコ住宅新築とは-対象工事とポイント数

エコ住宅ポイント制度の正しい情報について客観的視点で解説します。
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エコ住宅新築とは-対象工事とポイント数

エコ住宅新築の対象工事

 エコポイント発行の条件となるエコ住宅の新築とは以下の(A)または(B)の工事をいいます。木造以外の住宅については(A)の基準、木造住宅については(A)または(B)の基準に適合する必要があります。
 また、一戸建て住宅と共同住宅の場合で基準が異なるので注意しましょう。条件別の適用基準を下表に示します。
構造・タイプ別適用基準
タイプ/構造木造非木造
一戸建て住宅(B)省エネ基準 または
(A)トップランナー基準(一戸建て)
(A)トップランナー基準
(一戸建て)
共同住宅(B)省エネ基準 または
(A)トップランナー基準(共同住宅)
(A)トップランナー基準
(共同住宅)


住宅エコポイント対象となる省エネ性能レベル-住宅エコポイントは住宅性能表示制度の等級4に相当する
住宅エコポイント対象となる省エネ性能-省エネ法の次世代省エネ(平成11年基準)またはトップランナー基準相当

(A)省エネ法に基づくトップランナー基準相当の住宅

 外壁、窓等の断熱性能に加えて、給湯設備や暖冷房設備等の建築設備の効率性について総合的に評価して得られるエネルギー消費量が、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に基づく住宅事業建築主の判断の基準(トップランナー基準)相当の新築住宅が対象となります。
 ポイントの申請には、上記基準に適合することについて登録住宅性能評価機関等の第三者機関による証明を受ける必要があります。


トップランナー基準とは
トップランナー基準相当とは以下のいずれかに適合することです。
(一戸建ての住宅の場合)
住宅事業建築主の判断の基準
住宅事業建築主の判断の基準に適合する代表的な仕様例
(共同住宅等の場合)
エコポイント対象住宅基準(共同住宅等)

 トップランナー基準で求める水準は、省エネ基準(※1)(次世代省エネ基準「平成11年基準」)を満たす外壁、窓等を有する住宅に、平成20年時点での一般的な設備を備えた場合のエネルギー消費量と比べ、概ね10%の削減に相当する以下のような設備等を備えた住宅などが該当します。
(1) 省エネ基準(※1)を満たす外壁、窓等と高効率給湯設備(併せて節湯器具を設置)
(2) 省エネ基準(※1)を満たす外壁、窓等と熱交換型換気設備や高効率空気調和設備
(3) 省エネ基準(※1)を満たす外壁、窓等と太陽光発電設備
(4) 省エネ基準(※1)を超える高い断熱性能を有する外壁、窓等


※1 省エネ基準を満たすとは以下の基準のいずれかに適合することです。
住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準
住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計、施工及び維持保全の指針

(B)省エネ基準を満たす木造住宅

 省エネ基準を満たす外壁、窓等を有する木造住宅が対象となります。
 木造住宅であるかどうかの判断は、確認済証、建築工事届等において、「主たる建築物の構造」が「木造」と記載されているかどうかによります。
 ポイントの申請には、上記基準に適合することについて登録住宅性能評価機関等の第三者機関による証明を受ける必要があります。

省エネ基準とは
以下の基準のいずれかに適合することです。
住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準
住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計、施工及び維持保全の指針


エコ住宅新築の発行ポイント数

1戸あたり300,000ポイントとなります。


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